看護師のやりがいって?|職場別・モチベーションの上げ方もご紹介!

お仕事

看護師の仕事は人の命に関わる重要な役割を担います。その一方で、患者さんが病気や怪我から回復した際には大きなやりがいや達成感を得ることができます。

今回の記事では、看護師がやりがいを感じる瞬間についてご紹介します。

これから看護師を目指そうと思っている学生や、看護師としてのモチベーションが下がってきたという看護師の方はぜひ最後までご覧ください!

看護師がやりがいを感じる時7選

多くの看護師がやりがいを感じる時は主に以下の7つです。

1.患者から感謝された時
2.患者さんが回復していくのをみた時
3.患者さんの家族に安心感を与えられた時
4.スキルや知識が向上した時
5.医療チームの一員として貢献した時
6.社会貢献をした時
7.高収入を手にした時

では、1つ1つ詳しくみていきましょう。

1.患者さんから感謝された時

患者さんから「ありがとう」と感謝されることは、大きな仕事のやりがいにつながります。

看護師の仕事は患者さんの健康をサポートし、病気や怪我などの状態から回復する手助けをすることです。その関わりを通して患者さんとの間に絆が生まれ、「ありがとう」「あなたが担当で良かった」と感謝されることはとても満足感を覚えるそうです。

2.患者さんが回復していくのをみた時

病気や怪我を負っていた患者さんが、回復していく様子を見ることは看護師がやりがいを感じる瞬間です。

看護師は、患者さんが病気や怪我から回復するためにさまざまなケアをしているため、病気や怪我からの回復はまさにその努力が報われたと言えます。

自分がケアをしたお陰で、少しずつでもできることが増えている患者さんの姿を見ると、誰しもが嬉しく感じるのではないでしょうか?

3.患者さんの家族に安心感を与えられた時

看護師は患者さんのみならず、患者さんのご家族の精神的支えになる役割も果たします。

治療自体は医師が行いますが、患者さんやそのご家族が安心して治療やリハビリに取り組むためには看護師の精神的なケアは必要不可欠です。

患者さんやそのご家族から心を開かれたり、悩みや不安を打ち明けられたりすることもあるでしょう。

自分が患者さんやそのご家族の精神的支えになっていると感じた時、看護師は大きなやりがいを感じます。

4.スキルや知識が向上した時

看護師の仕事を通して、医療知識やスキル等を身につけ、仕事に活かせていると感じた時に看護師はやりがいを感じます。

症例や勉強会などで新しい知見を得たり、新たな技術を習得して実践できたとき、自分の成長を実感し充実感を得られるでしょう。

5.医療チームの一員として貢献した時

看護師は医師やその他の医療専門家と連携して患者さんの治療を行います。その他の医療専門家とは管理栄養士、薬剤師、救急救命士、作業療法士などのさまざまな専門家が含まれます。

チームプレイの一翼を担い、「自分が看護師としてチームに必要不可欠な存在なんだ」と感じることで、満足感を得る看護師さんは多いでしょう。

6.社会貢献をした時

看護師は仕事として患者さんの病気や怪我からの回復を助けるだけでなく、仕事以外の場面でも人助けをするケースがあります。

身近に思わぬ怪我や身体トラブルに見舞われた人がいた場合、看護師の知識とスキルを活かして対応することができます。

適切な処置を行なって人助けを行えた際には、大きなよろこび感じられるでしょう。

7.高収入を手にした時

看護師の給料は他の職種に比べて比較的高いと言われています。年間のボーナスで100万円以上もらうという方も珍しくありません。さらに、夜勤に多く入る方は夜勤手当が出て、給料が高くなる傾向があります。

このように同世代の他の職種と比べて高い給料を得たときに、看護師として働くモチベーションとなるでしょう。

【参照】厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

職場別看護師のやりがい

看護師のやりがいと一括りに言っても、働く場所によってやりがいの内容は少々異なります。ここでは、職場別のやりがいについてご紹介します。

病棟看護師

病棟看護師のやりがいは、先ほどの「看護師がやりがいを感じる時7選」でもご紹介したように、患者さんが回復していく様子をみた時・チームの一員として貢献できた時・スキルアップを実感した時などが挙げられます。

外来看護師

外来病院は入院していない患者さんの診療を行うため、病棟よりも患者さんとの絆は築きにくいですが、定期通院の方とコミュニケーションをとり、状態が回復していく様子を見るのがやりがいと言えるでしょう。

手術室看護師

手術室看護師は通称「オペ看護師」とも言われ、常に緊張感がある中で業務をこなします。

大きな責任感のある環境下で、手術が無事成功した時は得られるやりがいも大きいでしょう。患者さんと直接交流する機会は少ないですが、自己成長とスキルアップが期待できます。

透析看護師

透析看護師は、患者さんの血圧を測定し、十分な透析ができているかどうか定期的に観察する役割を担います。仕事を通して、スキルを身につけることでやりがいを感じられるでしょう。

救急外来看護師

救急外来看護師は、緊急の治療を必要としている患者に対して治療を行う看護師です。素早く迅速な判断が必要とされ、常に緊迫感と責任感がある仕事になります。

プレッシャーが大きい分、患者さんが一命を取り留めた際は大きなやりがいを得られるでしょう。

訪問看護師

訪問看護師とは、自宅で療養をしてる患者さんのケアを行う看護師です。患者さんと近い距離で接するため、患者さんとの間に絆が生まれ、感謝をされた際には大きなやりがいを得ることができます。

患者さんの生活に密接している看護を行うため、患者さんの家族の手助けになっていることも実感しやすく、やりがいの1つと言えます。

美容クリニック看護師

美容クリニックの看護師は、命に関わる業務をすることは少ないですが、患者さんが美容クリニックでの治療を通して悩みが改善した際にやりがいを感じるケースが多いです。

また、美容クリニックは一般的な病院看護師に比べて、裁量が多いためその分仕事のやりがいを感じられる機会が多いと言えます。

看護師としてのやりがいを感じられなくなった時の対処法

ここまで看護師のやりがいについてご紹介してきましたが、一方でその業務量の多さや体力的な負担、人間関係の問題などから、看護師の仕事にやりがいを感じられなくなってきた方もいるのではないでしょうか?

ここでは、看護師としてのモチベーションが下がってきてしまった時の対処法についてご紹介します。

看護師が働きやすい環境については以下の記事でご紹介しているので、ぜひご一読ください。
【関連記事】看護師にとって理想の仕事場とは?|働きやすい職場の共通点や見分

看護師を目指した頃を思い出す

看護師としてのモチベーションが下がってしまった場合は、なぜ看護師を目指したのかを再び考えてみると良いでしょう。

自分の「強み」を見つめ直して「自分がこの仕事に向いているんだ」と考えることができれば、下がっていたモチベーションも上がるかもしれません。

モチベーションが下がっている理由をノートに書き出す

看護師としてのやりがいを感じられないときは、なぜそうなっているのかをノートに書き出してみると良いでしょう。

ノートに理由を書き出すことで、頭の中が整理され、冷静になれるかもしれません。

周りの人に相談する

周りの人に話を聞いてもらうのは、手取り早く問題を解消できる可能性があります。人に悩みを話すことで、自分の状況が客観視でき、モチベーションが下がっている原因を解決できるかもしれません。

まとめ

今回の記事では、看護師がやりがいを感じる時についてご紹介しました。看護師の仕事は患者さんのケアであるため、患者さんが病気や怪我から回復している姿を見るのがやりがいと感じる方は多いです。

看護師の仕事は業務の幅が広く、責任感も伴いますが、今回ご紹介したような多くのやりがいを感じることで魅力的な仕事になると言えるでしょう。

看護師としてのモチベーションが下がってしまった時は、今回ご紹介した方法を試してみてください。

どうしてもやりがいを見出せないという方は、思い切って職場を変えてしまうのも1つの手です。長く看護師として働くために大切なポイントは、自分にとって看護師として働きやすい環境を見つけられかどうかなのかもしれません。

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この記事の監修者
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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