もう支給された?看護師のボーナス事情!

お仕事

そろそろ7月も月末ですね。

 

看護師の皆さんは、今年のボーナスがいくらなのか気になっているところではないでしょうか。

 

今回は、全国的に見たときの看護師の平均ボーナス額や、年代ごとのボーナス学の違いなど、詳細をまとめてみました。

 

看護師の平均ボーナス額

夏冬合わせて86万2,100円

厚生労働省が報告した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、全体の平均は夏・冬両方を合わせた金額として86万2,100円という結果になっています。

 

ただし、年齢平均が40.7歳となっているため、新人看護師からベテランまですべてまとめられた結果であることには注意が必要です。

 

夏・冬合わせた金額での報告ですが、それぞれの支給額を計算すると約43.1万円、基本給の約1.5倍分の支給が一般的だといえそうです。

 

ボーナスにも税金がかかる

ボーナスは満額もらえるわけではなく、通常のお給料同様に所得税、社会保険料が発生します。

 

そのため、税金を引いた場合の手取りとしては満額の約8割程度が手取りとして貰える金額となります。

 

夏支給分のボーナス平均が43.1万円として、手取りとしては約34万円となります。

 

ボーナスの平均支給額は勤務先の規模や年齢によっても異なる

上記で紹介した平均ボーナス額は、年齢・勤務先などすべての平均でしたが、年齢や勤務先によっても平均のボーナス額は大きく変わってきます。

 

病院・施設の職員数別 看護師の平均ボーナス額

職員数 ボーナス額(年間)
10人~99人 64.8万円
100人~999人 79.4万円
1000人以上 103.1万円
全体平均 86.2万円

職員数が多ければ多いほど、当然ですが対応する患者さんの数も多くなるため、ボーナス額にも影響しています。

年代別 看護師の平均ボーナス額

年代 ボーナス額(年間)
20〜24歳 46.2万円
25〜29歳 76.7万円
30〜34歳 78.3万円
35〜39歳 90.6万円
40〜44歳 96.5万円
45〜49歳 103.6万円
50〜54歳 105.8万円
55〜59歳 109.0万円
60〜64歳 70.3万円

平均基本給の最高値が40代なことも考えると、基本給が上がるのと比例してボーナス金額も上がるようです。

 

ボーナスの平均額が1番大きい都道府県TOP3

基本給同様、ボーナス額にも差がある

順位 都道府県 ボーナス額(年間)
1位 滋賀県 104万6,000円
2位 栃木県 101万3,000円
3位 岐阜県 99万6,000円

堂々の1位の滋賀県では、平均ボーナス額が104万6,000円となっています。100万円を超えているのは滋賀県と栃木県のみ。

 

ちなみに滋賀県は平均年収ランキングでも2位の約541万円のため、全体的に看護師のお給料が高い傾向にあるのかもしれませんね。

 

平均年収ランキングの1位は東京ですが、平均ボーナス額は79万4,000円とあまり高くありません。

基本給が高い分、年収で見た場合は上位になるようです。

 

新人看護師でもボーナスはもらえる?

1年目の夏ボーナスは寸志あるいは無し

一年目の夏は残念ながらボーナスを支給しない勤務先がほとんどのようです。

 

夏のボーナスは、前年度の下半期の業績に対する賞与のため、前年度の10月~3月に働いていない新人看護師には支給されないのが一般的です。

 

ただ、場所によっては5〜10万円支給してもらえることもあるようです。

新人看護師でも冬のボーナスからもらえる!

冬のボーナスはその年の上半期(4〜9月)の業績に対する賞与のため、4月から働いていた新人看護師は支給してもらうことができます。

 

看護師1年目の場合は、平均基本給が20万円前後のことを考えると、ボーナス額は20万円×1.5倍として約30万円前後であると想定できます。

 

ボーナス、何に使う?

新人〜3年目までは「奨学金の返済」

20代前半の看護師で多いボーナスの使い道としては奨学金の返済。

 

病院奨学金制度などを駆使しても、全額免除の給付型奨学金で卒業まで賄うのは厳しいのが現状です。

 

そのため、奨学金の返済が完了するまでは支給されたボーナスを返済に当てる人が多いのも納得です。

 

これまで頑張ってきた自分へのご褒美!

働いて5年目くらいから、旅行やほしかったブランドアイテムなどの購入に当てたり、堅実にマイホームを購入するための頭金を貯めている人も!

 

中には、ボーナスを貰ったあとの夜勤明けのハイテンションで化粧品や服を値段を見ずに爆買いすることもあるのだとか…。

 

まとまった金額が手に入ると気が大きくなってしまいがちですが、これまで頑張ってきたことを考えれば多少は羽目を外してしまってもいいのではないでしょうか!

 

まとめ

年に2回のボーナスの時期は心も弾みますよね。

 

ただし、気をつけなければならないのが、基本給とは異なりボーナスは業績不振を理由に減額、最悪は支給されないこともあるという点です。

 

転職を考えている場合は、ボーナス額の数字よりも、固定でもらえる基本給で収入のシミュレーションを行ったほうが良いでしょう。

 

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理想の勤務先を探したり、将来の勤務先のイメージを具体的にするためにぜひご活用くださいね。

この記事の監修者
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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