【看護師の身だしなみ事情】「可愛いさで目立とうとするのではなくて、ちゃんとした人に見えるよう心がけている。」という声も。看護師の半数以上がメイク時間10分程度！

株式会社SOKKIN（本社：東京都新宿区西新宿6-11-3 D タワー西新宿 16階、代表取締役社長：本間亮平）は、看護師向け転職エージェント比較サイトを運営し、看護師の転職支援を行っています。看護師は医療現場における身だしなみに関して、さまざまなことに気を付けて働いています。本調査では、看護師の身だしなみ事情について調査を実施しました。調査結果によると、回答した6割以上の看護師が髪を暗く染めて、アクセサリーなども付けていないということがわかりました。またメイクにかける時間に関して、半数以上が10分程度で済ませているということも明らかになりました。

調査の背景
調査の詳細
調査結果
今回の調査を通じて
看護師向け転職エージェント比較サイトのご紹介
1. 会社概要

調査の背景

看護師の職場において、身だしなみに気を使うことは医療従事者として必ず求められます。職場によって規則はさまざま異なりますが、それぞれ工夫をして患者優先の身だしなみ配慮を行っています。私たちが運営する転職エージェント比較サイトでも、多くの看護師さんから「清潔感があって良い印象を持たれるような身だしなみを意識している」という声を多くいただいています。

そういった背景を踏まえ、2023年12月にインターネット調査で実施したアンケートの回答結果をもとに、「勤務中はどんな髪型をしているか」、「髪の毛を染めているか」、「勤務中の髪型で気を付けていることや職場の規則」、「勤務中にアクセサリーはつけているか」、「勤務中のアクセサリーに関して気を付けていることや職場の規則」、「出勤前のメイク時間はどのくらいか」、「勤務中のメイクで気を付けていることや職場の規則」、「その他、勤務中の身だしなみで気を付けていること」などをお伝えします。

調査の詳細

「（看護師限定）身だしなみに関する簡単アンケート」

看護師の身だしなみ事情について調査する。

・調査日：2023年12月16日〜2023年12月18日

・調査方法：株式会社クラウドワークスのパネル利用によるインターネット調査

・対象者：現在看護師の女性

・回収サンプル数：77件

調査結果

勤務中の髪型はお団子や、短くしている人が半数以上！

「Q1. 勤務中はどんな髪型をしていますか？」という問いに対して、「お団子」と答えた人が最も多く32％に上りました。次いで「短いから結んでいない」と答えた人が29％、「ポニーテール」と答えた人が25％という結果になりました。

「Q3. 勤務中の髪型で気を付けていることや職場の規則を教えてください。（自由記述）」という問いに対して、髪型に関して以下のような声が挙がりました。

【お団子（以下一部抜粋）】
・ロングヘアなので、勤務中に髪の毛が落ちないように気を付けている。お団子にしてしっかり髪をまとめ、後れ毛もピンで留めている。（50代後半）
・ポニーテールは禁止でだんごにしないといけない。（30代前半）
・お団子ができる人は必ず低めのお団子ヘアー。（30代前半）

【短いから結んでいない（以下一部抜粋）】
・特に規則はないが、清潔感があるように見えることを意識してワックスで軽くまとまるようにしている。髪が伸びてきた場合には、華美でない黒いゴムでハーフアップか一つで結んでいる。（40代前半）
・髪型はボブスタイルで、寝ぐせなどがなく清潔感のあるスタイルを心がけている。（50代前半）

【その他（以下一部抜粋）】
・ゴムやヘアクリップを使うが、特に規則はない。ただ、派手なものは避け、黒・紺・茶など地味な色にしている。（40代後半）
・大きなクリップなどは患者さんを抱えた時に邪魔になるかもしれないため、ゴムだけでとめるようにしている。（40代前半）
・肩にかからないよう、まとめて服の間に入れている。規則としては「肩にかからない」「危険なものはダメ」「派手な色はダメ」「ゴムの色は黒系」などがある。（40代後半）

髪は暗めに染めている看護師が全体の6割以上

「Q2. 髪を染めていますか？」という問いに対して、「暗めに染めている」と答えた人が最も多く65％に上りました。次いで「染めていない」と答えた人が19％、「明るく染めている」と答えた人が14％となっています。

「Q3. 勤務中の髪型で気を付けていることや職場の規則を教えてください。（自由記述）」という問いに対して、髪色に関して以下のような声が挙がりました。

【暗めに染めている（以下一部抜粋）】
・髪色の明るさに対しての厳しい規則があり、定期的にテストされる。（20代後半）
・ヘアカラーは8トーンまでで、髪が顔にかからないようにまとめる。（30代前半）
・職場の規則は、インナーカラーや明るめの色には染めないとなっている。（20代後半）

【染めていない（以下一部抜粋）】
・染めること自体が禁止されている。（30代後半）
・患者の多くはおしゃれも出来ない状態で入院しているので自分があまり着飾ることがないようにしている。髪型、色も派手にはせずなるべく清楚にしておく。規則に厳しいことはないが、激しく染めるのは良くないとされている。（30代前半）

【明るく染めている（以下一部抜粋）】
・髪色は金髪以外はOKと割と自由だが、清潔感がないと思われそうな髪にはしないようにしている。（30代前半）
・肩につくようならまとめることと髪が明るすぎないことは規定されているがそれ以外はない。（30代後半）
・詳しい規則はなく割と明るい髪色の人も多い。（30代前半）

【その他（以下一部抜粋）】
・白髪染めのため少し明るめだが、上司が金髪なのでそれよりは暗くしている。また高齢者の方と関わってるので、不快にならないような色にしている。（40代前半）

勤務中にアクセサリーを付けている看護師は4割弱で、うち4割はピアスをつけている

「Q4. 勤務中にアクセサリーは付けていますか？（複数選択可）」という問いに対して、「付けていない」と回答した人が最も多く64％に上りました。また残りの28名のうち、「ピアス」を付けていると回答した人が最も多く15票、次いで「指輪」が13票という結果になりました。

「Q5. 勤務中のアクセサリーに関して気を付けていることや職場の規則を教えてください。（自由記述）」という問いに対しては、以下のような声が挙がりました。

【付けていない（以下一部抜粋）】
・患者さんを傷つけたり、落としたりしないようにアクセサリーはつけていない。職場の規則は明確にはなく、目立たない小さめのピアスやネックレスならつけている方もいる。（30代後半）
・結婚指輪をしていたが、感染源になりかねないので外した。特に規則はない。（40代後半）
・菌がたくさんつくので絶対につけないようにしてる。（20代後半）

【ピアス（以下一部抜粋）】
・耳から垂れるものは禁止されている。（30代前半）
・6mm以内のワンポイントピアスはOK 。ぶら下がるタイプやシンプルでないものは不可。（30代前半）
・キラキラしすぎないようなものにしている。（30代前半）

【指輪（以下一部抜粋）】
・結婚指輪だけ付けている。特に規則はないようだが、やはり患者さんに接する仕事なので傷付けてしまうことのないよう、それ以外には付けないのが暗黙の了解だと思う。（40代前半）
・結婚指輪はOKだが、ピアスやネックレスは規則で禁止されている。（20代後半）
・一般的に、職場では控えめで派手すぎないアクセサリーが好まれる。一部の職場ではピアスやネックレスの制限があることもある。ドレスコードや規則を確認し、プロフェッショナルかつ適切な印象を維持するように心がける。（20代後半）

【ネックレス（以下一部抜粋）】
・ネックレスは、夏場は見えるので外していますが、冬は隠れるので見えないようにつけている。規則はない。（40代前半）
・派手なものではないネックレスをつけている。肩コリがあるので、ファイテンの磁気が入ったゴールドの華奢なネックレス。（50代前半）

看護師女性の出勤前のメイクにかける時間は10分程度が最も多く半数以上！

「Q6. 出勤前のメイクにかける時間はどのくらいですか？」という問いに対して、「10分程度」と回答した人が最も多く全体の52％でした。次いで「5分程度」と回答した人が27％でした。また、30分より長いと回答した人が一人もおらず、アンケートに回答した全ての看護師がメイクにかける時間が30分以内もしくはメイクをしていない、という結果になりました。

「Q7. 勤務中のメイクに関して気を付けていることや職場の規則を教えてください。（自由記述）」という問いに対しては、以下のような声が挙がりました。

【気を付けていることなど（以下一部抜粋）】
・特に規則はないようだが、清潔感を感じてもらえる程度の最低限のメイクはする。（40代前半）
・あまり派手な印象にならないようにナチュラルメイクに留めるように意識している。患者さんによってはメイクのニオイに強い拒否反応を示す場合があるので、トラブルが起きないように香りが強い化粧品は使わないようにすること、清潔感があって良い印象を持たれるようなナチュラルで自然なメイクを意識することが多い。（30代後半）
・マスクを付けているのでファンデーションもなし、目と眉毛だけメイクしている。（30代前半）
・保湿クリームを塗り、産毛を剃る程度。不潔な印象を与えなければ、それでよいと考えている。（40代前半）
・メイクは、清潔感を出すためにあくまでもナチュラルな仕上げにしている。シャドウやアイライナーなどもつけていない。（40代前半）

【職場の規則（以下一部抜粋）】
・濃くなりすぎないようにする。つけまつ毛やネイルは禁止。（20代後半）
・できるだけナチュラルにしている。あまり濃いめの化粧はしていないが逆に化粧はエチケットとして必ずするように言われている。（50代前半）
・「派手なメイクはダメ」「マニュキュアは透明のみ」など、厳しい規則がある。（40代後半）
・まつげパーマにもしてもこの形ならよい、ダメ、といった決まりがある。（20代後半）
・派手すぎず、すっぴん過ぎず、最低限のマナーの程度でメイクしている。マツエクやつけまつげ、カラコンは禁止。（30代前半）

その他、服装・爪・匂いに気を使っている看護師が多い

「Q8. その他、勤務中の身だしなみで気を付けていることを教えてください。（自由記述）」という問いに対して、以下のような声が挙がりました。

【服装に関して（以下一部抜粋）】
・白衣をきちんと着ることや、靴が穴が空いたり汚れ過ぎていないように気を付けている。（30代後半）
・制服から下着が透けないように気をつけている。（30代前半）
・上着の着用可能だが、なるべく無地で派手でない色にしている。（40代前半）
・カーディガンがヨレヨレ、毛玉だらけではないか、靴が汚くないかも気にかけるようにしている。（30代前半）
・冬場は結構冷えることが多いので、ズボンタイプのナース服であっても必ずストッキングを履くように意識しており、ヒートテックなどを下に着て寒さ対策を徹底している。（30代後半）

【爪に関して（以下一部抜粋）】
・看護師はみんなそうだと思うが、患者さんに直接触れる部分なので、爪はおしゃれにしたくてもネイルなどはしないで常に短くしている。（40代前半）
・爪は必ず毎週切ることを心がけています。（30代前半）
・爪を短くすること。万が一相手に怪我をさせないようにすることはもちろん、爪が伸びていると手袋が破けやすくストレスのため。（20代前半）

【匂いに関して（以下一部抜粋）】
・香水や匂いの強い柔軟剤はNGのため、使用しないように気をつけている。（30代前半）
・香水やヘアスプレーなど香りが強いものはつけないようにしている。（30代前半）
・口臭エチケットとして、昼食後は歯みがきをする。夏場は制汗剤スプレーを使用して、臭いエチケットに気をつけている。（50代前半）

【その他（以下一部抜粋）】
・仕事するうえでとにかく邪魔にならず動きやすいことを第一にしている。（20代前半）
・後れ毛などにも気をつけている。常に耳にかけられる長さにしたり、綺麗に切りそろえたりしている。（20代後半）
・手荒れ防止のためにこまめにハンドクリームを塗っている。（40代前半）

今回の調査を通じて

今回の調査を通じて、多くの看護師は清潔感があり華美でないことを心がけて身だしなみを整えているということがわかりました。髪型に関しては、ワックスやピンなどで髪の毛が落ちないようにするなどの配慮をしている看護師が多くみられました。さらに勤務中のアクセサリーに関して、「付けない」と回答した人が最も多く、全体の64％で、その理由として患者に触れ合う際にけがや感染の原因となってしまうことを挙げている人が多いことがわかりました。その他身だしなみに関して看護師は、靴や制服を清潔に保つことや、爪を短く切ること、香水などの香りの強いものを避けることなどの意識をしていることなども明らかになりました。この結果は、職場の制度の改善がサービス残業の廃止につながることを示唆しています。

株式会社SOKKINは、今後も看護師の皆さんがより良い職場環境で働けることを願いながら、現場の声にしっかりと耳を傾け、更なるサービス向上に努めてまいります。