看護師にとって理想の仕事場とは?|働きやすい職場の共通点や見分け方を紹介!

お仕事

看護師として働いていると、

「この職場でこのまま働いていてもいいのかな…」

と転職を悩むことも多いのではないでしょうか。

でも、初めて転職するとなると「どういった職場が理想なのか?」わからないですよね。

もちろん、看護師が求める理想のキャリアによって希望の職場は異なりますが、看護師にとって働きやすい条件というのはいくつか共通点があります。

今回は、看護師にとって働きやすい職場の共通点やどういった点を意識して転職活動をすればよいのか紹介します。

働きやすい職場の共通点

教育制度が整っている

業務がマニュアル化されている

看護職はもちろんイレギュラーや急変が起こる仕事ではありますが、そうは言っても日々必ずやらなければならないタスクがあります。

日々やらなければならないタスクの手順や、想定される緊急事態への対象方法などがマニュアル化されていれば、新人看護師であっても全体の対処の流れがわかるようになります。

マニュアルを作成するのは簡単なことではなく、時間もかかってしまいますが、その分ミスや問題が起こる可能性を下げることができます。

例えば、医療器具の洗浄や滅菌は順序を守って対応しないと正しく処理されず、細菌が残ってしまうおそれがあります。

マニュアルがあることで、わからないことがあったり手順をうっかり忘れてしまったとき、周りが忙しそうで聞けそうにないときも安心ですよね。

クリニカルラダー評価制度を導入している

クリニカルラダーとは、看護実践能力を5段階的に分け、指導者が担当している看護師に今どの段階にいるのかフィードバックをすることで、看護師自身が自分に足りていない視点や目標に到達するために必要なことを再確認することができます。

特にキャリアアップを目指している看護師にとっては、自身の現状を可視化できるのでモチベーション維持に繋がるでしょう。

働いている看護師の経験年数のバランスが取れている

新人ばかりの職場はレッドサイン

理想は勤続年数が新人、中堅、達人がそれぞれまんべんなくいる職場です。

もしも新人しかいない場合、勤務先の待遇面が悪く、中堅以上はより条件が良いところに転職していきますし、逆に新人が全くいない場合は人間関係に難がある可能性が考えられます。

また、各勤続年数がまんべんなくいた場合、自身にとってのモデルケースを見つけやすいのもメリットの一つです。

シフトや休日の融通がききやすい

「人手不足で仕事がきつい」が退職理由No.1

日本医療労働組合連合会から報告された「2017年度看護職員の労働実態調査」によると、仕事をやめたい理由の第1位が「人手不足で仕事がきつい」となっています。

ついで「賃金が安い」、「思うように休暇が取れない」と続いており、業務の不可に対して給与待遇が反映されていなかったり、ただでさえ激務なのに休暇が取れないとなると、やめたくなるのは当然でしょう。

シフトや有給取得の融通がききやすいということは十分な人手が確保された職場であり、その分業務量も分散されていることが期待できます。

こういった背景から、求人によっては有給取得率を掲載している職場もありますので、融通がききやすい職場なのか一つの目安にしてみてはいかがでしょうか。

研修や勉強会が強制ではない

看護師として働いてからも学び続けられることが求められます。実際働いていると、看護師自身ももっと看護の知識や最新の医療技術に興味は湧きますが、お休みの日も強制で参加を促されるとつらいですよね。

できることなら、参加必須の勉強会は勤務時間内として扱ってほしいものです。

自身にとって働きやすい職場の条件

共通点で上げた項目は、求人票を見ただけではわからない部分もありますよね。

少しでもできるだけ自身にとって理想の職場で働けるように、「自分にとって理想な職場の条件とは何なのか?」を日々考え、解像度を上げておくことが必要です。

スキルやキャリアアップを目指す場合

資格取得支援や教育体制を確認

病院によっては、認定看護師や専門看護師といった、取得するためには長時間勉強する必要のある資格取得を支援してくれる勤務先もあります。

もしくは、ジェネラリストになるためにこれまで働いてきた病棟と異なる領域で働きたいときは、中途採用で合っても教育を行っているのか確認するようにしましょう。

趣味や自分の力を大切にしたい場合

病床がない勤務先を探すのも一つの手段

病床のある病院ですと24時間体制の看護体制が必要となるため、必ず夜勤があります。

また、慢性的な人手不足も相まって、連続勤務のシフトが組まれることも…。

クリニックや診療場など病床がない勤務先であれば夜勤はなく、定時があるので夜は必ず帰ることができます。

他にも、訪問看護や幼稚園・保育園の看護師など、夜勤や比較的残業が少ない、看護師の勤務先はあるので候補として考えてみてはいかがでしょうか。

ライフイベントが近い場合

育休制度や、同じ年代の人が多い勤務先をチェック

主に結婚、出産、育児、場合によっては介護など仕事を続けるためには働き方を変えなければならないライフイベントは意外とたくさんあります。

その時々で理想の働き方は変わりますが、同じ世代の看護師が多ければ同じ要望や悩みを抱えていることが多いです。

職場としては同じ要望を持つ人がたくさんいれば、要望をはねのけると多くの働き手を失ってしまいますので、要望が通りやすい可能性があります。

まとめ

理想な職場はあっても、なかなか言語化するのは難しいですよね。

転職エージェントであれば、事前にヒアリングをして希望の働き方や給料などの待遇面などに併せた求人を紹介してくれます。

また、なかなか事前にはわかりにくい職場の人間関係や雰囲気に関する情報を教えてもらうことも可能です。

看護なび」では看護師専門の求人情報を掲載しており、地域別、雇用形態、職種、勤務時間、給与など、様々な条件で求人検索ができますよ。

理想の勤務先を探したり、将来の勤務先のイメージを具体的にするためにぜひご活用くださいね。

この記事の監修者
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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