【看護師の副業事情】看護師の給与だけでは満足できない?副業をしている看護師の割合は約6割!

調査データ

株式会社SOKKIN(本社:東京都新宿区新宿2-8-3 AOIHOUSE SHINJUKUビル9階、代表取締役社長:本間 亮平)は、看護師向け転職エージェント比較サイトを運営し、看護師の転職支援を行っています。看護師の中には「看護師の収入だけでは満足な生活を送ることができない」という声もあり、副業という選択肢を選ぶ看護師が増えつつあります。本調査では、看護師の副業事情について調査を実施しました。調査結果によると、回答した看護師の約6割が今現在何かしらの副業を行っているという結果となりました。

調査の背景

看護師の働き方も多様化しており、家計を助けたり、本業以外の収入源を確保するために副業を始める方も増えています。私たちが運営する転職エージェント比較サイトでも、多くの看護師さんから「本業だけでは生計が立たない」という声をいただいています。

そういった背景を踏まえ、2023年9月にインターネット調査で実施したアンケートの回答結果をもとに、「副業経験があるか」、「どのような副業をしているのか」、「副業の経験年数」、「副業を始めた理由」、「副業を選ぶ際に重視した点」、「副業月収はいくらか」、「副業収入の使い道」などをお伝えします。

調査結果

現役看護師の約6割が今現在副業をしている

「Q1.副業をしたことがありますか?」という問いに対して、「ある(今現在副業をしている)」と回答した人が最も多く回答者全体の約6割に上りました。次いで「ある(過去に副業をやっていた)」27%となっています。

「ない(興味はある)」と回答した人は8%、「ない(やる予定もない)」と回答した人は3%とそれぞれ少なめであり、看護師の副業に対する関心の高さが伺える結果となりました。

気軽に始められるポイ活経験者が多い

「Q2.どのような副業をしていますか?(複数選択可)」という問いに対して、「ポイ活(アンケートモニター・ポイントサイト等)」と回答した人が最も多く、全体の36%を占めました。次いで「医療系(夜勤バイト・検診バイト等)」が16%となっています。看護師ならではの専門性を活かした副業が第2位という結果になりました。「その他」の回答では、「サロンモデル」と回答した方もいました。

副業の経験年数は3年未満が全体の約8割を占める

「Q3.副業の経験年数は何年ですか?」という問いに対して、「1年未満」「1〜2年未満」という回答が同率一位となりました。さらに、副業の経験年数が3年未満と答えた方が全体の約8割を占める結果となりました。

新型コロナウイルス流行をきっかけとして、医療現場における不安感などから、新たな収入源確保のために副業を始めた看護師が一定数いる可能性が考えられます。

副業を始めた理由で最も多いのは「家計を助けるため」

「Q4.副業を始めた理由は何ですか?(複数選択可)」という問いに対して、「家計を助けるため」という声が最も多く挙がりました。次いで「貯金をするため」「本業以外の収入源を確保するため」という結果になりました。

「副業を始めた理由について具体的なエピソードを教えてください。(自由回答)」に関しては、以下のような声が挙がりました。

家計を助けるため

看護師だけの給与では、満足できる暮らしができないため。
・給料が上がらず、物価ばかりが上がり生活が苦しくなったため。
・普段の食事がちょっとでも贅沢になれば、おかずが1品でも増えるとよい。その足しになると思って始めた。
・希望の配属先だったものの給与が低いため、ほかでまかなおうと思って始めた。

本業以外の収入源を確保するため

・介護を必要としている親がおり、生活費や介護費で収入のほとんどを使ってしまうことが多いため、自分のためにだけ使えるお小遣いを増やしたいと思ったから。
・結婚して子どもが生まれ、自分用のお小遣いを確保するため
・​​金欠で始めたが、毎月1000円ぐらい貯まってお小遣いになった。

新しい職種にチャレンジしたかったため

・保育士資格を取ろうとしていて将来的に起業することを考えているので副業を始めた。
・今働いている領域とは違う領域で働くことでスキルアップができると考えたため。

隙間時間を有効活用するため

・暇な時間をお金に変えるため。
夜勤専従であり、その分休みが多いので、かけもちで働いている。
・夜勤回数が減り、収入の足しにしたいと考えたため。
・通勤時間が長いのでどうせならお金を稼ぎたかった。

その他

・副業禁止の職場から副業可能の職場に転職したので始めた。
・韓国に旅行で行った時にサイズ間違えでメルカリに出品したものが定価より高く売れたことがきっかけで、せどりをはじめた。

副業を選ぶ際に重視した点は「自分に合っているかどうか」が最多

「Q5.副業を選ぶ際に重視した点は何ですか?(複数選択可)」という問いに対して、最も多く挙げられた回答は「自分に合っているかどうか」でした。次いで「勤務日・勤務時間」「給与」という結果となりました。

副業月収は3万円未満が全体の半数以上を占める

「Q6.副業のみの月収はいくらですか?」という問いに対して、「1万円未満」「1〜3万円未満」と答えた方が最も多く、それぞれ24%という結果になりました。さらに、副業月収が3万円未満である人が半数以上であることがわかりました。

また、月に10万円以上稼ぐ人は今回の調査ではいない結果となりました。あくまでも本業の看護師がメインであり、仕事に支障が出ない範囲で副業を行っている方が多いことがわかりました。

副業収入の使い道は「貯金」や「美容費」など様々

「Q7.副業で稼いだお金を何に使っていますか?(自由回答)」という質問に対しては、「貯金や投資に回している」という声もある一方で、「自由に使えるお金にしている」という声も多く挙がりました。副業収入が比較的少額である傾向が高いため、美容費や娯楽費などに全額使うという方も少なくないことがわかりました。

生活費に使う

・生活費の足しにするのと、ポイント運用に回している。
・生活費と、余った分は将来的にフリーランスになるための準備資金にしている。
・家電製品のローンの返済に使っている。
生活費、子供の教育費に使用した。
・最新のノートパソコンを購入した。

貯金・投資に使う

・副業で稼いだら、子供のために貯金に回してる。
・今は貯めておいて、資格取得などのお金に当てるつもりでいる。
・インデックス投資に全額投資して将来に備えている。
生活の足しにしつつも最低1万円は貯金。

娯楽費に使う

・外食などに使っている。
・スイーツを買うなどプチご褒美。
全部自分への投資にして好きなものを買ったり推し活につぎ込んだりしている。
自分の美容や息抜きに使っている。
・コスメ代にしている。
・貯金と家族の旅行に使っている。
・年度末にご褒美を買っている。

今回の調査を通じて

今回の調査を通じて、対象となった看護師の約6割が現在副業を行っており、全体の4割近くがポイント活動(ポイ活)に取り組んでいることが明らかになりました。看護師たちは、隙間時間を有効活用し、家計の負担を少しでも軽減しようと努力していることがわかります。今回の調査を通じて、近年における看護師の副業に対する意識の高まりが明白になりました。

株式会社SOKKINは、今後も看護師の皆さんがより良い職場環境で働けることを願いながら、現場の声にしっかりと耳を傾け、更なるサービス向上に努めてまいります。

調査の詳細

「(看護師限定)副業に関する簡単アンケート」
看護師の副業事情について調査する。

・調査日:2023年9月21日
・調査方法:株式会社クラウドワークスのパネル利用によるインターネット調査
・対象者:現在看護師をしている方
・回収サンプル数:37票

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会社概要

会社名:株式会社SOKKIN
設立日:2021年4月7日
代表者名:本間 亮平
所在地:東京都新宿区新宿2-8-3 AOIHOUSE SHINJUKUビル9階
会社HP:https://sokkin.me
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この記事の監修者
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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