看護師ってどんな仕事?仕事のやりがいや魅力、働く場所などをご紹介

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看護師の仕事は、患者さんと密に関わり、助けられるところが魅力といえますよね。この記事では、看護師が主にどのような業務をしているのかを、仕事のやりがいや魅力、働く場所などと共にまとめました。 

目次

  1. 看護師ってどんな仕事?
  2. 看護師の主な仕事内容は?
  3. 看護師に求められる役割は?
  4. 看護師の職種とは
  5. 看護師が働く場所
  6. 看護師の魅力は?
  7. 看護師のやりがいは?
  8. 看護師の大変なところ
  9. まとめ
看護師ってどんな仕事?

看護師の具体的な仕事内容は、病院や診療科によって大きく異なります。

基本的なものとして、医師の診察に基づいた診療や治療補助、患者さんのケアは、どの場所でも共通する業務内容です。患者さんと医療スタッフのコミュニケーションを助けたり、身の回りの世話や心のケアを担当したりするため、知識や技術と同様に患者さんをサポートする力が求められます。

 

看護師の主な仕事内容は?
  • 巡回(ラウンド)
  • 問診
  • 検温・脈拍数・血圧測定(バイタルサインチェック)
  • 点滴・注射
  • 与薬
  • 食事・排尿介助
  • 患者移送
  • 座位訓練・体位交換
  • 担当患者のカルテ記録
  • ベッドメーキング
  • 看護師同士のミーティング
  • 他職種とのカンファレンス
  • 夜間のナースコール対応
  • (手術室看護師の場合)手術の準備、執刀医へ器具を手渡しする  などなど……

 

こんなにやることが多いなんて大変じゃ。

 

看護師に求められる役割は?

看護師には、以下の4つの役割があります。

  • 健康を増進する
  • 疾病を予防する
  • 健康を回復する
  • 苦痛を緩和する

 患者さんの最も身近な存在にいるのは看護師です。

看護師は、患者さんとの意思疎通から「いつもの状態」を把握しています。細かいところまで知っていなければ、異変に気づくことは難しいです。

 

患者さん一人一人のことを常に考えてくれているんだ……!

いつも患者さんと近い距離で接しているからこそできる、

看護師さんのすごいところだね!

看護師の職種とは

看護師の職種は「看護職」です。

看護職は、保健師、助産師、看護師、准看護師に当てはまります。保健・医療・福祉の分野で患者さんに寄り添い、健康を守っていきます。

保健師、助産師、看護師として働くためには国家資格が必要です。

また、准看護師は都道府県知事が発行する免許を取得することで、准看護師として働くことが可能になります。

 

日本看護協会では、教育機関の認定と専門の教育・研修を受けた看護職の方への資格認定を行っています。近年、看護の現場でさらに知識や技術を磨き、専門性を高めるために資格取得を目指す看護職の方が増加しています。

看護職でキャリアアップを目指したい方は、「専門看護師」「認定看護師」「認定看護管理者」の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

看護師が働く場所
  • 大学病院
  • 一般病院
  • クリニック
  • 介護保険施設
  • 訪問看護ステーション
  • 知的・身体・精神障害者支援施設、児童福祉施設
  • 保健所・保健センター
  • 看護大学・看護専門学校の教員職

 

全国の看護師の約7割は、病院で働いています。

看護師というと「病院勤務」のイメージが強いですが、高齢化や生活習慣病予防への意識が高まっていることなどを背景に、多岐に渡る活躍の場が期待されています。今後は訪問看護ステーションや老人保健・福祉施設で活躍できる人材の需要が高まるでしょう。そのため、高齢者のケアが得意な人材が多く求められると予想されます。

 

病院以外にもさまざまな選択肢があるため、自分が希望する職場やライフスタイルに合ったキャリアを選ぶことができますね。

 

看護師の魅力は?
  • 患者さんや患者さんの家族を精神的に支えられる
  • 患者さんから感謝の言葉をもらうことができる
  • 患者さんの変化に気づける
  • たくさんのスタッフと連携し、患者さんを救うことができる
  • 患者さんの回復していく姿を見守ることができる
  • さまざまな人との関わりにより、人間として成長できる
  • 体力は必要だが、その分給与やボーナスに満足できる

 

看護師としてやりがいを感じるのは、誰かの役に立っていると実感できたときが多いようです。

患者さんと密に関わり、助けられるところが看護師の最大の魅力といえます。

看護師は国家資格を取得しなければならない専門職であるため、人間として成長したと感じる機会が多いことも魅力の一つです。

 

一方で、看護師はかなり過酷な仕事のため肉体的にも精神的にも大変な面がありますが、年収が高いという面ではモチベーションに繋がりやすいです。

 

大きな責任と同時に、多くのやりがいを感じられるところが素敵だなぁ。

  

看護師のやりがいは?

看護師が感じるやりがいを職場別に挙げていきます。

 

  • 病棟看護師

入院していた患者が元気になったり、退院したりする際にやりがいを感じる方が多いです。患者さんが入院しているときは、接する時間がかなり長くなります。患者さんの体が楽なときも辛いときも寄り添い、共に過ごすため、退院時の喜びは非常に大きいです。

また、感謝の言葉を直接言ってもらえる機会が多いところもやりがいの一つです。

 

  • 外来看護師

患者さんと接する機会は少なめですが、定期通院の方とはコミュニケーションの機会があります。患者さんの異変に気づいたり診察の補助をしたりなど、さまざまな配慮が必要になるため、そこからやりがいを感じられる方も多いでしょう。

定期通院の患者さんが元気になっていく姿を近くで見守ることができます。

 

  • 手術室看護師

医師を中心に様々な職種の専門家が集結し、チーム一丸となって患者さんを救う仕事です。他の現場にはない達成感や責任があるため、その分やりがいも大きくなります。

この経験から、看護師としてのスキルアップができたと感じる方も多いでしょう。

 

  • 透析看護師

血液透析は、定期的に通院するのが一般的です。1回の透析も4時間ほどかかるため、一人の患者さんに時間をかけて接することができます。より信頼関係を築けるところにやりがいを感じる方が多いです。

透析看護師は覚えるべきことがたくさんあり大変ですが、長く続けることで仕事の専門性を高められます。

 

  • 救急外来看護師

救急救命センターなどに勤務するため、患者さんの生死に大きく関わります。短時間の判断・迅速な対応が生死を分けるので、非常に緊迫感があり責任の大きい仕事です。

精神的プレッシャーも大きくなりますが、患者さんが一命を取り留めたときや、大事に至らず入院されたときなどは強くやりがいを感じられます。

 

  • 訪問看護師

患者さんの自宅で、家族のように接してケアを行います。関わる期間がかなり長く、数か月~数年単位で接するのが一般的です。

一人の患者さんに集中して対応するため、患者さんの家族の思いを汲み取ることができるのも大きなやりがいの一つです。

 

  • 美容クリニック看護師

美容クリニックの場合は看護師の裁量で対応する範囲が広く、施術機器の種類やコース内容、化粧品の販売といった仕事の担当であることが多いです。

お客さんの悩みが改善し、結果に満足してもらえたときにやりがいを感じます。

 

仕事のやりがいは、自分に合った職場を探すきっかけにもなります!

 

看護師の大変なところ 
  • ​​とにかく体力が必要

働く場所によって異なりますが、看護師は体力勝負の業務が多くあります。

自力で動けない患者さんの定期的な体位交換や排泄、移動の介助などを何度もやると、疲れがどんどん溜まっていきます。体力に自信のない方や、自信のある方でも患者さんとの体格差が大きかった場合は特に大変です。また、夜勤や早朝出勤、人手不足による残業が重なった際は、ますます体力が奪われてしまいます。

 

  • 業務量や勉強量が多い

新人や転職してすぐの頃は、覚えることがかなり多いです。

メモを見ながら業務を行うことを許してくれる職場もありますが、そうでないところや、メモを見る余裕がないほど忙しいところがあるので注意しておきましょう。

勤務時間外にやるべきことが重なるときもあるため、忙しい日々の中で常に知識を増やし、対応していくスキルが求められます。

 

  • 人間関係の構築が難しい

職場によっては相性が合わない上司や同僚、患者さんがいることもあります。仕事と割り切れないほど辛くなってしまうときはしんどいですよね。

忙しい時期は対応に追われ、余裕がない雰囲気になることも少なくありません。理不尽なことを言われても、なるべく気にしないように心がけましょう。

 

  • 責任やプレッシャーが大きい

看護師の業務は、たった1つのミスでも患者さんの命や身体状況に関わることがあります。ミスが許されない環境にプレッシャーを感じ、精神的に疲れてしまう方もいますよね。

ミスを起こさないために注意することももちろん大切ですが、時には肩の力を抜いて、気負わずに頑張りましょう。

 

今の自分は過去の自分と比べて確実に成長しています。

自信を持ってくださいね!

 

まとめ

看護師にはさまざまな業務があり、それによって感じるやりがいも大きく変わることがわかりました。ただ、どの職場にも一貫して言えるのは「患者さん」に寄り添った仕事が特徴であることです。過酷な仕事内容である場合も多いため、自分に合った環境で看護師を続けていくことこそが、最もやりがいに繋がるのではないでしょうか。

 

 

この記事の監修者
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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