看護実習がつらい|あるあるや乗り切り方を紹介!

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看護学生が必ず通る道として、看護実習があります。しかし、「実習がつらい」という声も多くあり、実習を控えている方にとって不安は大きいでしょう。

今回は、看護実習で辛いと感じることの事例や、乗り切り方などを紹介していきます!

 

看護実習で辛かったこと

実習指導者が怖い

実際の看護の現場は人の生死にかかわるものであり、緊張感を持ってほしいとの思いから実習指導者は厳しく指導するというのが看護実習の特徴です。看護師には迅速で冷静な判断力が求められるため、対応が冷たいと感じることもあるでしょう。厳しく怒られる現場は、実習生によっては精神的に耐えられないようです。しかし、現役の看護師さんたちには「自分も同じように怖い思いを経験したから、もし自分が指導担当になるならもっと理解が得られる指導をしたい」と考える人も少なくありません。また、実際に看護師として働くときには実習以上に責任感やスピード感が求められますし、その厳しさも自分の成長のためになるということを理解する必要はあります。ただし、適切な指導が受けられなかったり不当な対応を取られている場合は、我慢せず他の教員などに相談しましょう。

近年では、看護実習環境の整備に力を入れる病院も増えていて、指導者会議を開いたり学生にアンケート調査を実施したりと、より良い学習環境を整える取り組みが行われているようなので、過度に不安になることなく臨みましょう!

記録をつけるのが大変

実習では、実習記録や看護記録など、作成しなければならない記録やレポートが多くあります。時間が取れずに大変だったという声が多く挙げられました。文字を書きすぎて手を痛めてしまうことも……。レポートはただ作成すればよいというわけでもなく、情報収集にも時間がかかる上、誤字・脱字にも気を付けなければなりません。厳しくチェックされ、直しが入ることも多くなかなか終わらないという悩みも多くあげられています。ハードな実習から帰宅しゆっくり休みたいと後回しにしてしまうと、後々大変なことになるようです。実習中にできる限りメモなどを取り、記憶が新しいその日のうちに記録をつけることを意識すると、レポートの質も高まります。

コミュニケーションが難しい……

患者さんとのコミュニケーションに悩む実習生も少なくないようです。「患者さんとの会話が続かない」という会話自体への悩みに加え、「要望の多い患者さんに対応しきれない」という悩みもありました。実習生が未熟だと警戒し拒否的な態度を示す患者さんがいたり、実習生を試すような発言をしてくる患者さんがいたりと、慣れていない実習生にとって、実習生に否定的な患者さんに対しての対応は難しいでしょう。

しかし患者さんからの「ありがとう」という感謝の言葉や、「がんばってね」といった応援の言葉など、患者さんの優しい言葉が救いだったという声もとても多くありました。実習に慣れてくると、患者さんに救われる経験は増えてくるようですね。

事前学習が多すぎる

実習中もとにかくハードですが、実習時間外に行う「事前学習」も非常に多いのが難点。患者さんの疾患について学習したり、看護手順の確認をしたりと、事前学習をして実習に臨まないと適切な対応ができず実習になりません。実習の際にできていないと指導者からこまかく突っ込まれるため、休日も事前学習に捧げる生活が続くようです。また、事前学習や膨大な量の記録作成など、やることが多すぎて睡眠時間を削るしかなくなってしまう人が多くいます。実習期間中は実習外の時間も非常に忙しくなることを覚悟した方がよさそうです。

患者さんの苦しそうな姿をみるのがつらい

病院にもよりますが、患者さんの中で重症の方や難病の方を看る場合もあります。大変な治療で苦しむ患者さんをみるのがつらいと感じる人が多く、自身も落ち込んでしまうようです。慣れるまでは冷静に向き合うのは難しいかもしれませんが、少しずつ患者さんとの向き合い方を考えていきましょう。

ストレスで暴飲暴食

とにかくハードで忙しく、ストレスを発散する時間もない看護実習。日々の楽しみと言えば食べることだけ……なんてこともよくあるケースです。ストレスを食でなんとかした結果、実習期間ですごく体重が増えてしまったという声が意外にも多くありました。

 

看護実習を乗り切るコツ

看護実習はハードで辛いことも多くありますが、成長のために欠かせない大切な経験です。実際の経験者の意見を参考にしながら、実習を乗り越えるコツをご紹介します。

周囲を頼る

看護現場は常にバタバタしていて、実習生の相談や報告をする時間を作れないことがほとんどであるため、自分で何でも解決しなくてはと思い詰めてしまう実習生は非常に多くいますが、指導者や先生など、周囲の誰かに頼ることは悪いことではありませんし、むしろ自身の成長につながります。実習を乗り越える上で周囲とのコミュニケーションは欠かせません。質問や相談をすることは勇気がいるかもしれませんが、些細なことでも相談してみましょう。

実習生同士で協力する

他の実習生は、同じ境遇で頑張る同志です。悩みや不安なども共有しながら、声を掛け合って乗り越えましょう。実習生同士で仲良くなり、大変だったことをお互いに話しながらすっきりすることで何とか乗り切れたという声は非常に多くありました。頼りになるのはやはり友達です。

また、励ましあうだけではなく、お互いに予習・復習や記録の内容を共有・確認することでミスをなくしたり、成長につなげたりすることも良いでしょう。

実習後にご褒美や目標を用意する

「実習が終わったらずっと行きたかった○○にいこう」「終わったらご褒美に○○を買おう」など、実習後の楽しいことや目標などを決めることで辛い日々を耐えたという意見も多くありました。気持ち次第という領域ですが、案外その効果は馬鹿にできません。ぜひ、実習を乗り越えた後のことを考えながら自分の気持ちを支え続けてあげましょう。

 

まとめ

看護実習には、実習指導者の厳しさ、多くの記録作成、患者さんとのコミュニケーションなど、非常にハードで多くの人が辛いと感じることがたくさんあります。しかし、看護実習は大変である一方で、学生たちの成長のために欠かせない貴重な経験です。周囲のサポートや仲間との協力のなかで乗り越えている先輩の背中を見ながら、ぜひ有意義なものにしてください。

今回は、看護実習で辛かったことや、実習を乗り切るコツをご紹介しました。この記事が参考になれば嬉しいです。

 

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この記事の監修者元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助
元サイバーエージェントクリエイティブディレクター:松浦準之助 株式会社SOKKIN 人材副事業責任者

2014年にサイバーエージェントに入社。金融業界を中心に幅広い業界のクリエイティブディレクションに従事。その後、2023年より株式会社SOKKIN でクリエイティブ責任者として従事

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