看護師免許は更新が必要?|手続きの方法と気をつけるべき事項を紹介

お仕事

看護師免許には一度取得すれば、有効期限がありません。

そのためか、忘れがちですが看護師免許証も登録内容に変更がある場合は期限内に更新する必要があります。

また、看護師として就業している場合は、業務従事者届を2年に1度提出する必要があるなど、看護免許を取得した後も定期的な情報の更新が必要になってきます。

今回は、どういったときに免許更新が必要なのか、また更新時に必要な事項などをまとめました。

いつ看護免許を更新しなきゃいけないの?

本籍地の都道府県もしくは氏名が変わった時

看護免許の更新のタイミングは本籍地の都道府県・氏名に変更があった時です。

免許を更新しなきゃいけないタイミング

  • 結婚、離婚などで名字が変わった場合
  • 家を購入して本籍地を変更した場合
  • 引っ越しなどで、戸籍謄本等の必要書類を取得しやすくするために本籍地を変更した場合

ちなみに、引っ越しなどで住所のみ変わった場合は看護免許の更新は必要ありません。また、本籍地の都道府県にも変更がない場合も同様、更新しなくて問題ありません。

免許更新は保健所で行う

もしも看護師として就業している場合は勤務先の地域の保健所にて、変更時に看護師として働いていない場合は、住民票がある地域の保健所で更新する必要があります。

免許更新に必要なもの

手数料を忘れずに!

保健所に持参するもの

  • 看護師免許証の原本(コピー不可)
  • 戸籍謄本(抄本)※発行日から6ヶ月以内
  • 印鑑 ※名字が変わっている場合は登録が必要
  • 1,000円分の収入印紙

印鑑はシャチハタは不可なので注意しましょう。

また、手数料は現金では支払うことができないので、事前に手数料分の収入印紙をコンビニか郵便局で購入しましょう。

その他、登録済証明書が必要な場合は63円切手もしくは官製はがきを持参する必要があります。

詳しくは各地域ごとの保健所のサイトに看護師免許の更新時に必要な項目が記載されているので、事前に確認してから行くと安心です。

免許更新時の注意点

更新は変更があった30日以内に申請しよう

本籍地の都道府県や氏名に変更があった場合は、30日以内に更新する必要があります。

30日を過ぎても免許更新の手続きを行うことはできますが、遅延理由書という書類を追加で提出する必要がありますので、なるべく早めの更新申請をおすすめします。

免許更新には3〜4ヶ月かかる

持参物の一つである、看護師免許の原本は申請後に厚生労働省に送付されるため、手元に戻ってきません。

また、更新した免許証を受け取れるようになるまでに3〜4ヶ月かかることが想定されます。

無事受け取れるようになったら、免許交付のお知らせ通知が郵送で届くため、申請をした保健所に印鑑・身分証明書・通知書を持参して受け取りに行きましょう。

更新中に看護師の仕事を探す場合は免許をコピーしておこう!

看護師免許の更新を待っている間に、転職活動や看護職として復職を希望している方は、免許を持っていることを証明する必要があります。

希望する勤務先によって規定は異なりますが、下記の書類を提出することで対応してもらえる場合もあります。

  • 更新前の看護師免許証のコピー
  • 更新申請にもらえる申請証明書
  • 登録済証明書

登録証明書は、更新申請時に併せて申請する必要があります。この証明書では、更新された看護師免許証を受け取るまでの間、期間限定で看護師免許証として使用することができます。

業務従事者届とは?

看護師として働いている場合、2年に1度提出が必要

看護師免許証には直接関係がありませんが、「業務従事者届」を厚生労働大臣もしくは都道府県知事に提出する必要があります。

業務従事者届は、保健師・助産師・看護師・准看護師の資格を保持し、かつ現在看護職に従事している人の提出が義務付けられています。

これは、育児休暇や長期休暇などで現在業務をしていなかったとしても、就業先に所属している場合は届け出が必要です。

期限までに提出しないと50万円以下の罰金

通常、病院や診療所など、組織に所属している看護師であれば就業先がまとめて提出しているため、あまり意識したことが無いかもしれません。

もしもフリーの看護師として、業務委託で看護職に従事している場合であれば、自身で提出しなければなりません。

提出しなかった場合、罰金が課せられる可能性があります。届け出は、オンラインもしくは書類で提出することができます。

個人で対応する場合は、オンラインが便利なので、活用して提出しましょう。

看護免許があるけど看護職をしていない場合

ナースセンターへの届出制度がある

今は看護師として働いていないけど、看護師免許証をも保持している場合、看護師等の届出サイト「とどけるん」に登録することで復職を希望する際に支援を受けることができます。

この登録は免許更新や業務従事者と異なり、提出義務はありません。

まとめ

看護師免許は、必要なければ定期的な更新など不要のため、ついつい書類上の手続きを忘れてしまいがちですよね。

中には罰金が発生したり、看護師として働き続けるために必須な届け出もありますので、しっかり把握した上で安心して働けるようにしましょう。

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